Chantam's Diary

 

Chantam's Diary~発達障害むすこ育児~

自閉症スペクトラム(発達障害)の息子と頑張る日々

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療育ってどんな事をするの?療育の内容・効果まとめ【集団療育編】

 現在3歳の息子は自閉症スペクトラムで、週2回、母子通園形式の療育に通っています。通い始めて9か月が経ち、最近はとても楽しめているようです。

療育って意味あるの?なんの効果があるの?具体的にはどんな事をするの?と疑問をお持ちの方が多いでしょう。今回は、療育では何をするか、どんな効果があるのかを具体的に書いていきます。通っている療育は集団療育で、色んな障害や特性の子どもたち1人1人に、とても細かいアプローチを行ってもらえます。親にとっても勉強になる事ばかりです。

 

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1日のスケジュール

10:00 登園~朝の準備〜自由遊び

10:40 お茶・牛乳を飲む

11:00 朝のお集り

11:15 リトミック・工作など様々な活動

12:00 子ども給食〜歯磨き

12:30 保護者昼食(母子分離)

13:15 体操~遊戯室へ

13:50 帰りの準備

14:00 帰りのご挨拶をして解散

■療育=訓練と考えると、例えば、服を脱ぐ練習とか会話の練習とかのイメージに聞こえますが、全ては遊びを通しての訓練です。

■毎回スケジュールが決まっているので、子どもにも1日の流れの見通しが立ちます。

流れは決まっていますが、子どもそれぞれに合わせて臨機応変に対応して貰えます。

■幼稚園と違って行事がないので、1年間だいたい同じスケジュールです。

■朝の準備から帰りの準備まで、全ての時間に子どもの為になる要素が満載です。

■保護者も一緒ですが、トイレ以外は、基本的には見守るだけという状態です。

 

では、詳しく

内容・療育のポイント・子ども達の様子

この3つをそれぞれ書いていきます。

 

 登園~朝の準備〜自由遊び

靴を脱いで教室に向かいます。

準備は、出席ノートの提出・体温測定・荷物をロッカーに入れて完了です。準備が終わり次第、自由遊びです。(おもちゃが沢山用意されています)

ポイント

教室以外の場所(廊下など)は保護者と手を繋ぐ決まりがあります。決まりを守るように言い聞かせます。

準備はなるべく子ども自身にさせます。

自由遊びの時間は、おもちゃの取り合いなどになった場合など、先生が対応してくれます。

「かして」「いやだ」「どうぞ」「ありがとう」など言葉で伝える必要のある事を具体的にその場で教えます。

母たちは見守りつつ雑談しています。

子ども達の様子

おもちゃで遊びたいからか?朝の準備はスムーズに出来る子が多いです。始めの頃は、体温を測るのを嫌がったり、指示に従わない子もいましたが、半年くらい経つと皆スムーズです。息子は、始めの頃は教室に入るのを嫌がっていましたが、今ではルンルンで準備しています。

 

朝のお集まり

朝のご挨拶の歌・出席をとる・絵本の読み聞かせ・お遊戯があります。

ポイント

■朝のお集まりは、まず並べてある椅子に座らせるところから始まります。ウロウロしてなかなか椅子に座らない子には先生は言葉では指示を出さず、椅子に座っているイラストカードを見せます。

息子もそうですが、視覚優位の子にはイラストカードはかなり有効です。

■出席は、1人ずつ名前を呼びをして、それに「はーい」と手を挙げて返事をします。ただ返事をするだけではなく、名前を呼んだ先生の目を見て返事をする事、これが重要なようです。

自分の名前を認識する事、他の子が呼ばれている間、椅子に座って待つ事の訓練です。

■絵本の読み聞かせとお遊戯は1ヶ月毎に変わります。お遊戯といっても「げんこつ山のたぬきさん〜」などの簡単なお遊戯です。

■お集まりの時間は何といってもきちんと椅子に座っている事、そして受け身でも楽しめるという訓練?です。

子ども達の様子

朝のお集まりの時間は15分くらいで終わるのですが、この短い時間でも椅子にじっと座ったままの子はあまりいません。

息子もそうですが、自分主導ではなく受け身なこの時間は苦手なようです。

でも繰り返し行われるので、通い始めて約半年で、何とか最後まで椅子に座れるようになりました。通い始めたばかりの頃は、まず教室に入れなかったのでかなりの成長です。

先生達も根気よく、椅子に座り話を聞く事を覚えさせてくれます。

 

様々な活動の時間

リトミック・工作・夏はプール・外でシャボン玉・本物の楽器で遊ぶなど、沢山の経験をさせてくれます。

ポイント

■何の活動でも、先生の指示を聞く事・ルールを守る事を重視されます。

私が通っている曜日では、リトミックが多いです。それぞれの音楽に合わせて歩いたり、走ったり、寝転んだり、ハイハイしたりします。音を聞いて、どの動きをするのか判断する訓練です。リトミックが多いのは、視覚優位の子どもや、難聴の子どもが多いからです。耳からの情報を処理する練習なのです。

子ども達の様子

この時間は楽しい事ばかりなので、皆ノリノリです。工作では季節毎の作品を作り、プールは皆楽しすぎて終わるときに「まだ遊びたい」と泣いたり。しかし、工作が好きな子・嫌いな子、リトミックが好きな子・嫌いな子など様々なので、無理をさせず、先生が手取り足取り、出来るところまで付き合ってくれます。出来ないから、指示通りにやらないからといって、放置される事はありません。少しでも参加出来るように先生が対応してくれます。

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給食の時間〜歯磨き

手を洗って、着席し、いただきますの歌を歌って給食を食べます。食べ終わった子から順次歯磨きです。歯磨きは保護者がします。

ポイント

給食が配られている間、きちんと座って待つ事。ごちそうさまをするまで、きちんと座ること。なるべく自分で食べること。歯磨きはまず自分でして、仕上げ磨きを保護者がします。うがいの練習にもなります。

■アレルギーに対応してくれます。

息子は丼ものやピラフが食べられないので、そんな子には別に白ごはんを用意してくれたりと至れり尽くせりです。

子どもそれぞれが食べやすいように、様々な形のお皿、スプーン、フォーク、お箸を用意してくれます。

■座るのに飽きてウロウロし始めると、先生が着席を促します。それでもウロウロする場合はそこで給食は終わりです。

子ども達の様子

とにかく偏食の子が多いです。息子は特に酷くて、白ごはんのみしか食べません。逆に白ごはんを食べない子もいるので、お母さんがふりかけを持参している子もいます。保護者は横で見守ります。歯磨きは家庭でのやり方で各自行います。

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保護者昼食(母子分離)

全員歯磨きが終わったら、保護者は別室で昼食なので、母子分離になります。子ども達は先生と教室で遊びます。

ポイント

親と離れて、先生とお友達だけで過ごします。朝の自由時間と同じで、おもちゃで遊びます。先生が細かく見てくれて、後から様子を教えてくれます。

子ども達の様子

療育が始まったばかりの頃は、母子分離に泣く子がほとんどでした。離れるときに泣かなくなっても、母たちが教室に戻ると泣いている子が多かったです。息子も途中から泣き叫ぶパターンが多かったです。しかし最近では、みんな慣れてきたのか終始穏やかに過ごしているみたい。母たちが帰ってきても泣きつく事もなく、みんな楽しそうにしています。

 

体操~遊戯室へ

教室で音楽に合わせて体操(踊り?)をして遊戯室に行きます。

ポイント

遊戯室には、トランポリンやブランコ、平均台などがあり、公園にあるような遊具とは少し違います。身体を使う、動かす、体幹やバランス感覚を鍛える為の遊具がたくさんあります。

子どもたちの様子

みんな遊戯室で遊ぶのが大好きなので、体操は一生懸命やります。遊戯室ではトランポリンが人気です。発達性強調運動障害の疑いのある子は、作業療法の先生や、整形外科の先生が遊戯室で体の動かし方を見ます。

※発達性強調運動障害についてはこちらの記事へ→不器用すぎる発達障害児は発達性協調運動障害かもしれない!

 

帰りの準備

朝、提出した出席ノートとシールを1人ずつ配り、子どもたちはシールを自分で貼ります。そのあと上着を着たり荷物をまとめます。

ポイント

ノートを配るときに名前を呼び、「はい」とお返事をして、「シールちょうだい」と言うまでシールはもらえません。話せない子は両手を前に出して「ちょうだい」のアクションをします。自分の順番が来るまで待つ・シールちょうだいの意思表示・シールを貼る、がここでのポイントです。

子どもたちの様子

初めのころは順番が待てない、「シールちょうだい」が出来ない子が多かったですが、今ではみんな問題なくできています。遊戯室で疲れているのか、みんな燃え尽きておとなしいです。

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帰りのご挨拶をして解散

お帰りの歌を歌って、一日がお終いです。

 

どの時間も共通している事

それは『ルールを守る事を覚える』ことと『意思表示をすること』です。遊戯室で遊んでいるときや、自由遊びの時間に様々なルールを教えます。例えば順番を守るとか、おもちゃを交代で使う為に待つなどです。その都度具体的に教えていきます。「貸して」「待って」「どうぞ」「あとでね」などで、自由遊びの時間でも、しっかり先生が見てくれています。お友達や先生と言葉でのやり取りも覚えるようになりました。意思表示は言葉だけではありません。話せない子やとっさに言葉が出なくても、何かしらのアクションで自分の気持ちを伝えよう!という事を大事にしています。これはこれから始まる幼稚園などの集団生活では非常に大切なことですよね。

 

先生は細かい所まで見ている

それぞれの子が、何が苦手なのか、どうアプローチするのが適切か、どんな特性があるのかをかなり細かく見てくれています。

その都度その都度、親にアドバイスをくれます。

 

子どもの為だけではなく、親のための療育

通い始めて気付いたことですが、無理に覚えさせたりする訳ではなく、子どもにとっては全て楽しい事を通して覚える事ばかりです。

指先を使う練習などは家でも遊びを通して出来ますし、椅子に座ることも家でも覚えさせる事が出来ます。

ただ発達障害の子は、教え方や指示の出し方、フォローの仕方に工夫が要るのです。だから子どもの為の療育でもあるけれど、先生の対応の仕方を見たり、アドバイス聞いたりして、我が子の特性を認識したり、適切な対応の仕方などを親が覚える場でもあると思っています。

 

最も重要なこと・効果

以上、集団療育の内容でした。そんなに特別なことしてないなぁと思われた方もいると思います。私も初めはそう思ってました。でも、名前を呼ばれたら返事をするとか、そんな普通の事を繰り返し繰り返し体験することで、大きな成長に繋がりました。目に見える効果としては、前回まで出来なかったことが出来るようになったなどですが、大きな変化ではなく、小さな小さな成長・変化の積み重ねです。2語分が話せるとか3語分が話せるとか、そんなことは全然重要ではなくて『集団生活の基礎、その中で意思表示すること』などがもっとも重要なのだろうと感じています。

まとめ

「出来なくても大丈夫、少しずつ出来る事を増やしていこうね!」と療育全体の暖かい雰囲気があります。

息子も初期は教室に入れず、奇声をあげたり泣いたりとすごく目立つ問題児?でした。

家にいるときと、集団の中での息子がまるで別人に見えるほど酷い有様でしたよ・・。「うちの子が1番ひどいじゃん」と落ち込みました。

本当に大丈夫か?と思っていましたが、プロの先生による適切な対応のおかげと、周りのお母さんたちの暖かい見守りのおかげで、随分と出来る事が増えてきました。毎日の成長は目に見えないけど、通い始めた頃と今を比べると「成長すげーーーー」です。

(通い始めて9か月経ちますが、そのときの気分によって、グズグズ言って出来ないしないことも多々ありますが・・)

 また、療育に通い始めたおかげで、「周りと比べて劣等感を感じる必要はなく、この子のペースで成長していけば良いんだ」と、心を救われました。療育にいるお母さんたちは私と同じく子どもの障害に対して、たくさんの困難や悩みを抱えていたり、乗り越えてきている方が多いので、本当に優しい人ばかりです。

息子の障害を疑い始めてから、ずっと周りから取り残されたような孤独感があり、不安で仕方なく、イライラすることも多い日々でしたが、今は、療育の先生や療育仲間のお母さんたちに理解してもらえる環境で発達障害の息子の育児ができるので本当にありがたい事だと思っています。

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療育についてその他の記事です。

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