こんにちは。
発達障害児によく言われる事、それは成長度合いに凹凸があるという事です。
今回は発達障害児の成長の凹凸について書いていきます。
折れ線グラフをイメージしてください
療育の心理の先生に教えてもらった事です。
・知的な遅れのない発達障害は成長に凹凸があると言われます。成長を表す折れ線グラフの線はデコボコです。
・知的障害の場合、成長を表す折れ線グラフの線は、年齢相応の所より下の部分で一直線なイメージです。
・知的な遅れのある自閉症などの場合は、折れ線グラフは全体的に年齢相応の所より下で一直線ですが、何かの分野においては飛び抜けて上の所に跳ね上がるイメージです。サヴァン症候群はここに当てはまるのかな?(サヴァンでも知的な遅れがない場合もあります)と思います。
サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、英語: savant syndrome)とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。
※知的な遅れのある自閉症の方全てがそうではありません。
では自閉症スペクトラムの息子の凹凸について具体的に書いて行きたいと思います。
凹凸の差が大きい息子の成長度合い
まず年齢よりも物凄く伸びが大きい部分は、数字、ひらがな、カタカナ、アルファベットなどの読む力、記憶力が凄い所です。
反対に、年齢よりも遅れている部分は以下の通りです。
- 自分で食べる事ができない
- 自分で着替えができない
- 語彙力がある割に会話力がない
- 気持ちなどを言葉で表す事ができない
簡単に言うと、3歳の割に身辺自立が出来ていない、不器用、会話が成り立たないという事です。
療育の心理の発達検査では、凸の部分は5〜6歳レベル、凹の部分は1〜2歳レベルと言われました。これらを平均すると、全体的に年齢よりも半年遅れだそうです。
半年遅れは個人差の範囲
半年遅れくらいだと個人差の範囲らしく、実際にIQの数値でも知的障害とは判断されません。だから、療育手帳も取れません。
しかし、個人差の範囲だから大丈夫かというと決してそうではありません。
問題は凹の部分が低すぎること
発達障害児における発達検査の平均値は何の意味もないのです。発達検査を受ける事の重要な意味は凹の部分を知ることです。もちろん日常生活で「これが苦手なんだな」とか気付くことはありますが、素人の親が『特性なのかワガママなのか』『出来るけどしないのかそれとも本当に出来ないのか』を判断するのは難しいです。特に幼児期は判断が困難です。
凹凸をまずは知る事
どれくらい凹凸があるのかを知って、凸の部分は更に伸ばしてあげて、凹の部分をフォローしてあげる事が発達障害児育児の理想だと先生に教えてもらいました。
まとめ
検査を受けて凹の部分を知っても、適切な対応やフォローの方法を理解するのは素人には難しいです。療育に通い始めて約半年、その間に様々なプロの先生達から沢山のアドバイスを受けている私もまだまだ対応や接し方に悩んでばかりです。発達障害だからだけではなく、生まれ持った性格や育った環境も子どもの成長を大きく左右するので、結局は育ってみないと分からない部分は大きいですが、なるべくその時々でベストを尽くしてあげられる様に親も日々学ぶ事が大切だと思います。
以上、発達障害児の成長の凹凸についてでした。
お読みいただきありがとうございました。