先日久しぶりに息子を強めに叱りました。
おもちゃの片付けについてなんですが、毎日毎日「お片付けしよう!」「片付けなさい!」と言う日々にちょっと疲れ気味です。
息子はビーズやビー玉が好きなので、ものすごくカラフルに散らかります。丸いのに、踏むとものすごく痛い!!
言葉の意味が伝わりにくい
息子は3歳、自閉症スペクトラムなのでこちらが叱っても、恐怖感だけが残り「なぜ叱られたか」を分かっていない場合が多いです。以前の記事にも書きましたが、例えば「駐車場で走ったら危ないからダメだよ」と叱ると「走ったらダメ」の部分と「ママに怒られて怖かった」という事だけをインプットしてしまい、その後の数日間、走っても良い場所でも「走っていい?」と恐る恐る聞くようになってしまいました。
※詳しくはこの記事→駐車場で走ったらダメ!と注意すると走る事自体ダメだと思っている息子
伝え方を間違ってしまった
そんな息子なので、叱るときは分かりやすく短い言葉で伝えるように気をつけているのですが、またやってしもーた。
「片付けないなら、おもちゃ出さないで!」
イライラして、キツめにこう言ってしまいました。この言い方だと「おもちゃ出さないで!」だけがインプットされてしまい、息子は「おもちゃを出したことを怒られた」と解釈するのです。
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母も感情的になりたい時もある
わかるよ、息子は言葉の意味が伝わりにくいのは。分かっているけど、一言余計なことを言いつつ叱りたい時もあるんだよー!
もう、めんどく・・・
そろそろ分かってくれよ〜!って思いたいときもあるんだよ。
「どういう言葉の伝え方をすると息子に分かりやすいか?」をいつもいつも考えるのに疲れるときもあります。
しかもお片付け自体は毎日の事なので、出来ない訳ではないのです。
完全に気分の問題で、片付けろと言われて気が向けば片付けるし、気が向かないまたは、気分が乗らないときは片付け拒否です。
出来ない事をやれと言ってるわけじゃないんだから、やってよ。
自分のタイミングとかあるかもしれないけどさ。
たまには言うこと聞いてくれよ〜´д` ;
では日頃、息子がお片付けしやすいようにどんな工夫をしているかをまとめたいと思います。
片付けやすいような工夫
3歳位のときは、親としては「分かっているだろう」と思っている事でも、子どもは「分かっていない」事も多いと思います。「片付けなさい」と言っても、散らかりすぎていたりすると、まず何からどう片付ければ良いのか?が分からない場合も多いでしょう。
具体的に指示を出す
「スーパーボールは1番大きい熊さんのケースに入れてね。」
「お人形は緑のおもちゃ箱の中に入れてね。」
など、具体的に伝えると良いです。細かく指示を出すと片付け終わるまでに時間がかかりますが、子ども1人の力で片付けることが出来ます。母は、手を動かさず口だけ出せば良し!
ハードルを下げる
おもちゃは、私は細かく分類して片付けたいですが、子どもには中々分類するのは難しいかもしれません。なので、この中に放り込めば良し!というやり方もありです。
息子が通っている療育ではこのやり方で、とにかく指定された箱におもちゃを戻せばOKという片付け方です。
我が家でもこの写真の緑の蓋のおもちゃ箱の中に入れておけばOKという事にしています。このおもちゃ箱の中はぐっちゃぐちゃですが、もうそれで良しとしています。
たまに私がこの箱の中を整理しています。
目で見て分かりやすいように
自閉症スペクトラムの息子にはかなり有効な手段ですが、どのおもちゃを何処にしまうのか目で見て分かりやすい工夫もしています。
息子は文字が好きなので、この写真のように分類する場合、ケースに名前を書いています。文字が好きな子どもにはイラストを見せて説明するよりも分かりやすく有効です。
一緒に片付ける
「片付けなさーい!」と言うよりも「ママと一緒に片付けようね。」と言ったほうが、すんなり聞き入れる場合も多いです。
片付けに限らず、何でも1人でさせるより「ママと一緒に」は効果的です。
気分を盛り上げる
今日、私、イケる!と思った日は、一緒に片付けている息子を盛り上げるべく、合いの手を入れます。テンションを上げるモチベーションが高い日のみです。
「おっと!息子くん、ビー玉を片付けました!えらい!すごい!」
「おー!次はブロックに移りました!早い、今日はペースが早いぞー!」
「うわー!ついに最後の難関、ビーズです!イケるか?イケるか?おー入れたー!すごいです、息子くん!さすがですね!」
こんなに工夫しているのに
片付け以外にも、息子に分かりやすいように、戸惑う事がないように、指示が通りやすいように、日常生活全てにおいて様々な事をここまで考えて工夫を積み重ねています。
なのに息子ときたら!
結局は気分次第かよ!
そりゃ、私だってたまにはイライラするわな!
子どもが片付けやすい工夫まとめ
- 具体的な指示を出す
- 目で見て分かりやすくする
- 片付けのハードルを下げる
- 親も一緒に動く
- とにかく盛り上げる
まとめ
5年後も、10年後も「いい加減に片付けなさーい!!」って言ってそう。
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