息子は現在3歳10ヶ月で自閉症スペクトラムです。
今回はジャーゴンについてです。
ジャーゴンとは?
ジャーゴン
失語症者に見られる症状。話していることが支離滅裂で、意味不明な状態。
wikipediaより引用
ん?失語症?
息子の場合、 まぁとにかく何かを話しているけれど、聞き取れないし、何語でもないという感じでした。まさに宇宙語ですね。
赤ちゃんが声を出す「あーあーまんまーんばぶばぶ」みたいなものとは違って、息子は「きちんと言葉になっているつもりで話している」ようでした。
3歳息子の場合
「ママ、@ほょ?○♪☆¥○$にゅ¥て、@#?○♪☆¥○$%¥だよ〜@#?○♪にゃ¥○$%¥したの!」
こんな感じで話しかけてくる事がありました。
うーむ、何て言っているか全然分からん。
でも楽しそうに話しかけてきてるので、「そうなの〜すごいね!」と答えると、
「うん(*^_^*)」と嬉しそうに答えます。
何を言っているか全然分からないけど、そのときの息子の表情や、手に持っている物、視線の先をヒントに何となく返事をしてあげると満足するみたいです。
ジャーゴンは息子にとっては大人の会話の真似?だったのかもしれません。
対応の仕方について
これは私が思うに・・・ですが、端から見ると「訳わからない言葉を話している」もしくは「よく分からない独り言をブツブツ言っている」かもしれませんが、本人は一生懸命に話をしているか、言葉を意識している最中だと思うのです。だから「うん、うん、そうなの〜」ときちんと相手をしてあげること、何かを見ながら話していたら例えば「これは〇〇っていう名前なんだよね!」などと会話をしてあげる事が大切かと思います。
エコラリアも同じですが、何事にも反応してあげて、そこから更に言葉の可能性を引き伸ばしてあげると、少しずつ表明言語が増えてくるのでは?と考えています。
「訳の分からない事を言っているから止める」必要はないのかな。
■参考記事→【発達障害】エコラリアとは?オウム返しとエコラリアって違うの?【自閉症】 - Chantam's Diary
伝えたい意思があることが大事だよ
産まれたばかりの赤ちゃんは泣くことしか出来ません。でもちゃんと伝えたい意思があるのです。人間は段々成長して、学習によって言葉を話すようになり、使う言葉も文法も複雑化します。
でも3歳位のときは、伝えたい意思がある、そして不明瞭な言葉だけど、口に出して話しかけてくること自体が大切なのだと思うのです。
もちろんきちんと言葉で伝えられるときもあるでしょう。でも聞き取れない言葉(ジャーゴン)を話すときも、伝えたい意思や本人なりの考えや理由があるのかもしれません。だから「うちの子、訳の分からない事ばかり話している」と嘆くのではなく、「ちゃんと伝えたい意思があるのね!」と前向きに対応してあげたいですね。
エコラリアもそうですが、発達障害の子どもにとって『言葉を覚える・言葉で伝える』為の大切な過程の1つだと思っています。
■参考記事→『言語』について療育で保護者講座がありました - Chantam's Diary
たまに怖いときあるよ〜
「@#?○♪☆¥○$%¥、☆+$%〒○☆よ〜」
「&@○○♪☆+¥☆だよねー」
「ちゃっぽんちゃっぽんと入っといで〜」(オフロスキーの歌)
「あーるーこーーあーるーこーーわたしはーーげんきーーーーいえーい」
「@#?○♪☆¥○$%¥したいのー」
など、ジャーゴン&遅延エコラリアが延々と続く事もありました。
最近では減ったものの、たまにあります。
うーん・・・何かに取り憑かれたのかな?と思えるほど訳の分からない言葉が続くと何だか不気味!!です(笑)
息子の場合は、眠いときや興奮しているとき(お出かけ前とか)に宇宙語や遅延エコラリアが多かったです。
でも何となく1人でブツブツ言って楽しそうなので、「うんうん(^^)」と適当に相槌をうったり、歌のときは合いの手を入れたりしながら見守っています。
息子がブツブツ言っていたり、よく分からないけど鼻歌らしきものを歌っているのを聞くと面白いです。
まとめ
ジャーゴンやエコラリア(おうむ返し)、遅延エコラリアなどは、発達障害児にとって言葉を覚えていく大切な過程の1つではないかなと思っています。
息子の場合も少しずつ言葉で伝える事が出来るようになり、その反面ジャーゴンなどは減ってきました。
発達障害児育児をしていると、意思疎通の出来ない動きが不思議な宇宙人の相手をしているような気持ちになりますが、それすらも楽しみながら過ごしていきたいですね。
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