■2018年8月1日更新
3歳の息子は自閉症スペクトラムで療育に通っています。
言葉の発達など以外にも、何かと不器用なところが気になり、作業療法士さんに個別の指導もしてもらっています。
前記事のおさらい
前記事では、
- そもそも右利きか左利きか定まってない
- スプーンの使い方が下手
- コップで水を飲むのが下手
- ハサミを全く使えない
について書きました。
詳しくはこちらから→【発達障害】不器用な息子が作業療法の訓練で教えてもらったこと
うんうん、不器用なのです。で、原因は【苦手(興味がない)だからしない→しないから苦手なまま】という・・・
どうしようこれ・・・と思って、作業療法士の先生にみてもらい、目から鱗のアドバイスをいただいたのです。
では続きの、
5.クレヨンや色鉛筆で書けない
6.ブランコに乗れない
7.はしご(ジャングルジム)に登れない
について、いっきまーす。
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⑤クレヨンや色鉛筆で書けない
書けないというより、持ち方も変だし、そもそもお絵かき的なことに興味がないんですね。
こんな持ち方をします。(これじゃ書けないわ・・・)興味がないものはスルーしようとするので、練習させようにもなかなか振り向いてくれません。
あと、3歳児向けのドリルなどによくある、『点と点を結びましょう』ができない!!
こんなやつです ↑
原因と解決策
原因はここでも【苦手(興味がない)だからしない→しないから苦手なまま】の負のループです。
とにかく経験させること、これに尽きるそうです。右手で正しい持ち方を覚えさせ、根気よく取り組みましょうとの事。
点と点を結ぶことについては、まずハードルを下げた所からスタートします。下の写真を見てください。
このように点の大きさを変えたり、点をカラフルにしたり、点の距離を近づけたりして『点を見やすく目につきやすく』すると良いそうです。こうやって簡単なことから練習して「出来る」という自信をつけていきます。
小学生でも、例えば計算が出来ない場合、問題のプリントを拡大コピーすると出来る場合もあるそうです。『見やすく目につきやすい』というのは発達障害の子どもにとって重要なようです。
ほほー目から鱗です。プロの先生は凄い!!
⑥ブランコに乗れない
最近やっと乗れるようになりましたが、動かすと怖いみたいです・・ブランコの意味ない・・・
原因と解決策
原因は、体幹筋力が弱い事とバランスが悪い事、これは何となくそうかな~と良そうしていました。しかし、作業療法の先生がもう一つ大きな原因を見つけてくれました。
それは、ひじから下の力が弱いこと!!だから手で持ち手を握る力(握力)が弱いそうなんです。遊戯室で遊ぶ息子を観察した作業療法の先生が「息子君はひじから下の力が弱いですね」と教えてくれました。
そこで、「息子の足を持って手で歩く(手押し車)」をさせてみたところ、なんと出来ないんです。手を伸ばすことが出来ずに、ひじをついて前に進むんです。(療育の同じクラスのお友達はみんな出来ていました。)
うわ~ここには気付かなかった・・・
よく考えると赤ちゃんのときから抱っこのときしがみつかないので「この子抱っこしにくいなぁ」と感じていたんです。そうか、しがみつく腕の力がなかったのか!と気づけました。
解決策は、遊具などでどんどん遊ばせたり、手押し車をして腕を鍛える事、トランポリンやバランスボールで体幹筋力を鍛える事だそうです。そうすると姿勢も良くなるらしいです。(猫背で椅子に座っていると次第にくにゃくにゃする。)
⑦はしご(ジャングルジム)に登れない
怖がりだからかな?それにしても息子より小さい子でもスイスイ登っているのに・・と気になっていました。
原因と解決策
これは⑥と同じで、腕の力が弱い事と、棒を握る力が弱いのが原因です。強く握れないから安定感がなく、怖いのです。解決策も⑥と同じです。
まとめ
以上、作業療法士の先生に教えてもらったことでした。
息子を毎日見ている私でも気付けない事を沢山教えてもらえました。
「今後はこの様々な問題を成長とともに要観察していきましょう。」ということで、引き続き訓練を受けていくことになりました。本当にありがたいです。
ちなみに、3月でいま通っている療育施設は卒園なので、今後の訓練は4月から入園が決まった障害児通園施設で引き続き受けさせてもらえます。
※2017年4月に入園した障害児通園施設についてはこちらの記事を読んでみてください↓
おそらく月1回の個別訓練になるでしょう。何から何まで療育を受けることができ、とても嬉しいし、ありがたいです。
それにしても、簡単に工夫できるのに気付けないことって沢山あるなぁと思いました。毎日毎日が勉強の日々です。
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皆さんのはてブコメントの温かさったら、すごい。
— ちゃんたむ♪発達障害児育児 (@chantam9) 2018年7月24日
感動だらけ。