前の記事に産後うつからの心療内科受診について書きました。私は産後うつが悪化し、「不安障害」と診断されました。
今回はその続きで、心療内科で処方してもらった薬との付き合いと、その後の体調について書いていきます。
不安障害、不安神経症とは
不安障害とは、過剰な反すうや心配、恐怖の特徴を有するいくつかの異なる種類の一般的な精神障害を含んだ総称である。
不安は、身体と精神の健康に影響を及ぼす可能性のある、不確かで現実に基づかないか、あるいは想像上の将来についてである。
Wikipediaより抜粋
不安障害になりやすい性格
元々神経質で完璧主義、「人に認められたい」という欲求が強く、体の異常や違和感、自分に不利な状況を感じると異常に不安に陥りやすいと心療内科の先生に聞きました。
産後はホルモンバランスも乱れ、環境も激変するので不安障害になるきっかけになる事もあるそうです。私の場合はこれだったと思います。
私の不安、恐怖、強迫観念
前記事にも書きましたが、とにかく不安で不安で仕方ない日々が続きました。何が不安かと言われれば、とにかくよく分からないけど不安・・・といいますか。
テレビで事故のニュースを見れば、自分も事故に遭うかもしれない。事件のニュースを見れば、自分も巻き込まれるかもしれないなど、根拠のない不安に1日中襲われました。
車を運転しているとき、ご飯を作っているときなど何気ないときに急に不安を感じ、動悸がしたり、足が震えたり。常に息苦しく、深呼吸が出来ない。楽しいはずの事も、心から笑えない。
そんな自分を表に出さないように生活するのはは本当にキツかったんです。
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治療の為の薬
心療内科で処方された薬です。
- 抗うつ剤(レクサプロ)
- 抗不安薬、安定剤(レキソタン)
- 睡眠導入剤(ルネスタ)
抗うつ剤は毎日決まった時間に飲みます。最初は少量から飲み始め、量を増やしていきます。
安定剤、睡眠導入剤は頓服としての処方でした。安定剤は初めの頃は毎朝飲んでいましたが、だんだん飲まなくても大丈夫になり、2カ月後くらいには全く飲まなくなりました。睡眠導入剤は、寝付きが悪いときだけたまに飲んでいました。
服薬の結果
心療内科の先生が言うには薬が合っていたそうです。薬を飲み始めて1ヶ月くらいで心が晴れてきた感じがしました。
元々の性格もあり、神経質さや、取り越し苦労体質(笑)は変わりませんが、不安や恐怖、強迫観念を感じることはなくなりました。
きちんと心療内科に通い始めたことで、出産前の自分に戻れた気がします。といっても寝不足は相変わらずなので、身体的にはボロボロでしたが( ;∀;)
抗うつ薬は、急に辞めると離脱症状(薬を辞める事での副作用)が出るので、医師の診断に従い少しずつ減らすことができました。薬を飲み始めてから、半年後から徐々に減らしていき、1年経ったころには飲まなくなりました。
完治?というか、心療内科の先生には元々の性格も大きく影響してくるので"常におおらかにのんびりと"を心がけてと言われました。
あれから数年、現在は
のほほんと生きています。のほほんと生きようと言い聞かせています。息子の発達障害や、その他諸々、呑気なだけではいられないですが、のほほんとを心がけています。
今思えば・・・母乳にこだわらず、もっと早く病院に通ってきちんと治療すれば良かった。そうしたらもっと育児を楽しめたかもしれない。本当に後悔する事も多いです。
だから、赤ちゃんを育てている方で、心が不安定な方、無理をせずに病院に行ってみてください。授乳中でも飲める漢方薬などもあります。
まとめ
のんびりとした性格の夫の影響か、数年前よりも、さらに若い時に比べるとずいぶんとおおらかになった自覚があります。
息子も5歳、本当に育てやすくなりました。いや、そうでもないか?
もし産後うつかも?とか、気持ちが沈む期間が長くて辛い思いをしている方は、思い切って受診をお勧めします。
やはり餅は餅屋!!
療育に関しても、また育児中の色々な悩みも、餅は餅屋!だと思います。誰か(出来ればプロ)に頼るのは本当に大切です。
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育児書を捨てて、スマホで検索するのをやめて、自由奔放な息子を連れて雪が降る中、傘もささずに散歩した時を思い出す。
— ちゃんたむ♪発達障害児育児 (@chantam9) February 6, 2018
あぁ雪が降る中の散歩もいいやん。
あぁじゃあ息子もこのままでいいやん。と私の中で何かが変わった日だった。